近年、地震や台風等の自然災害の増加を受け、お客さまの災害に対する意識が高まっています。このような現状をふまえ、最新のデジタル技術を活用し、地震発生確率や洪水時の想定浸水深、土砂災害危険箇所などの自然災害リスクを可視化した、独自の総合的ハザードマップサービスを開発しました。公的機関等が開示するハザードマップに損保ジャパン日本興亜の保険金支払実績データを加えたオリジナルのハザードマップ『THE すまいのハザードマップ』です。
「被害例・事故事例を知りたい」、「支払い事例が載ったツールが欲しい」といったお声から生まれた本サービスは、お客さまご自身がお住まいの地域の自然災害のリスクを正しく理解していただくことで、加入される保険に対する納得感のさらなる向上を図ることを目的としています。
<ハザードマップの概要>
- お客さまのご住所における地震発生確率や洪水時の想定浸水深などのリスク度合をハザードマップで表示できます。
- 写真付き事故例の紹介や当社保険金支払実績等のデータを表示できます。
<主なコンテンツ>
- 地震リスク(地震発生確率、液状化、地震被害予測、津波浸水予測、保険金支払実績など)
- 水災リスク(洪水時の想定浸水深、最大降水量、土砂災害危険箇所、浸水時被害予測、保険金支払実績など)
- その他自然災害リスク(台風、竜巻、落雷、雪災)、交通事故リスク
- 緊急時マップ(最寄の避難施設、病院、消防署、警察署など)
- 上記リスクの評価に基づくおすすめプラン
平成30年7月豪雨に学ぶ「THE すまいのハザードマップ」の活用
大阪府北部地震・平成30年7月豪雨をはじめとした一連の自然災害を受け、「万が一の時の本当に必要な補償」を提案・説明することは使命であることをあらためて認識しました。
最適な補償を提案するには、お客さまのおすまいの地域の災害リスクの把握が不可欠です。損保ジャパン日本興亜が独自に行った「災害への備えに関する調査」によると、地方自治体等が提供する一般的な「ハザードマップ」で災害リスクを確認している人の割合は3割にとどまることがわかっています。
「THE すまいのハザードマップ」は、公的機関等から入手した地震・洪水等の各種ハザードマップ情報をデジタル技術で一元化し、さらに損保ジャパン日本興亜の保険金支払データ等を加えたことで、「想定リスク」に対して「実際の事故の情報」も確認できる、より現実味のあるサービスとなっています。
このたび平成30年7月豪雨の被災地域と「THE すまいのハザードマップ」を照らし合わせ、リスク度合の検証を行いました。その結果、93.8%という高い確率でリスク度合「高」となっていたことが判明しました。「THE すまいのハザードマップ」の精度の高さが実証できましたので、ぜひ活用してください。※リスク「中」「低」の場合も広域でリスクを確認するなどしてお客さまと補償の相談をする必要があります。
「THE すまいのハザードマップ」の便利な機能