大家さんは賃貸経営する上で必ず火災保険に加入されていると思います。その火災保険はどちらで加入されていますか?また、どこで加入しても同じなのでしょうか?
こちらの記事では、そんな疑問にお答えします。
保険選びは難しい
賃貸経営に必要な保険は、火災保険・地震保険・賠償責任保険があります。そして、それぞれの保険を十分に理解する必要があります。
今では誰もがインターネットの普及により、必要な情報を集められるようになりましたが、それぞれの保険の内容や特徴、違いなど代理店にしか分からないことも数多くあります。
ただでさえ複雑な保険商品で、補償内容を十分に理解し、納得して加入するにはかなり時間がかかります。インターネットで加入できる保険も増えてきましたが、補償内容を勘違いしたまま加入している方も多くおられます。
補償内容を十分に理解し、納得して加入することが大切ですが、現実的にはなかなか難しいようです。こういう方はいらっしゃいませんか。内容をよく理解せずに契約している。言われるままに更新しているなど。こういう方は「保険に加入しているけど、なんとなく不安」という方が多いようです。
- 理解した上で保険に加入する必要がある
- たくさんある情報を理解するのに時間がかかる
- 勘違いして加入するケースもある
火災保険はオーダーメイド
火災保険は一つ一つがオーダーメイドのようなものです。
たくさんある保険種類の中から選択し、所在地のリスクに合わせた補償内容、必要補償額、免責など決めなければならない項目がたくさんあります。
これらの設定により、事故の際の補償の範囲や受取り金額が大きく変わってきます。
パンフレットや約款すべてを読み込み、十分に理解するのは難しく時間もかかります。
必要な補償を必要な分だけ手に入れるのには知識と経験が必要です。補償を掛けすぎていれば保険料の無駄になり、少なければ事故のときには大問題です。
- それぞれの建物に合わせた設計が必要
- 必要な補償を必要な分だけ用意する
代理店の選び方
そのため代理店選びが一番重要です。保険代理店は「専業」と「兼業」の2種類に分けられます。
- 保険を専門に扱う保険のプロである「専業」代理店と
- 自動車ディーラー、不動産屋や銀行などの「兼業」代理店です。
専業代理店は、保険の販売を専門としており知識も豊富ですので、お客様にあわせた保険を組み合わせ最適なご提案をすることができます。
兼業代理店は他の事業を行いながら保険販売も行っていますので、保険の知識が乏しく事故対応に慣れていない方が多い傾向にあります。
賃貸経営者にとって最も重要なのは、賃貸経営者の味方になり、万が一の時に保険を請求してくれるかどうかです。
いくら良い内容の保険に入っていても、代理店の担当者が新人で知識が乏しかったり、不動産屋さんや銀行など保険を兼業している担当者では知識が乏しい方が多く、そういう担当者は当然事故の経験も少ないため、面倒が増えるのをきらい事故の際に、経年劣化で出ませんと断るケースがあります。
良い代理店とは、事故の詳細をお聞きし、保険で支払えないかと考えます。すべての補償内容と事故の関係が頭に入っているため、事故があった時に親身になってお聞きし、この方法であれば請求できるかもしれないと提案します。
新人や兼業で知識が乏しい担当者や、保険といっても自動車保険や生命保険などたくさんあるため、ベテランそうに見えても火災保険は詳しくない担当者もいます。
そういう担当者だと事故があってもまったくわからず、保険会社に経年劣化で、でませんと言われたら、そのままお客様に伝え却下してしまいます。つまり、どんなにいい保険に入っていても、事故の時に代理店が動いてくれないと保険はおりないのです。
- 保険代理店は大家さんの味方となる「専業」を選ぶ
- 「兼業」代理店は知識不足や事故経験が少ない
- いい保険に入っていても事故の時に代理店が動かないと保険はおりない